設立趣意

一般社団法人 ECS
設立趣意書

風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律)に係る風俗産業は地域の風紀及び治安の悪化への懸念、教育への悪影響などが取り上げられ、反社会的勢力との親和性が高いという社会通念があり社会的評価は低く蔑視されてきました。
風俗産業は労働集約型のサービス業であり、偏見や差別が伴いそのリスクは風俗産業従事者にさまざまな形で悪影響を与えております。
現実に風俗産業関連の事件が各メディアで報じられることも少なくありません。遺憾にも風俗産業従事者の犯罪や犯罪の被害者として巻きこまれる事件が社会問題として扱われております。
このような状況は風適法や売春防止法など関係法令や行政機関等の法解釈、見解など、位置付が曖昧な状況におかれている事が問題を複雑にしている一つの要因だと考えております。
 現状の風俗産業に対する社会的な認知度を変えていくには行政機関等の改善だけに頼らず、風俗産業に係る事業者自ら主導的な立場で改革・改善していかなければなりません。

しかし風俗産業の急激な成長の裏側では、法令の隙間を縫って、道義道徳に反する手法で物的繁栄を遂げたとの指摘もなされています。
これらの原因は個々いろいろあるが、帰するところ産業全体の未来を開く長期的な展望にいささか欠けるものがあるのではないでしょうか。
 正しく明確な基本理念があれば、そこから力強い経営方針が生まれ、その上に経済活動、社会生活も安心して営むことができ、ひいては風俗産業として事業の質を高め社会的責任を果たし産業全体の発展をもたらされるのです。従って、今日の風俗産業をより良きものに高め、法令遵守を徹底、行政機関、地域社会と連帯し社会貢献していくためには、娯楽産業としての真の繁栄を目指す基本理念を探求していく事がなによりも大切であるのです。
 同時に、そのような立派な基本理念が確立されても、それを具現化していく指導者を得なければこれは無きに等しいと言えます。とりわけ将来の指導者たりうる逸材の指導、育成こそ、多くの難題を有する風俗産業にとって、緊急にしてかつ重要な課題なのです。
 私たちはこのような観点から、真に風俗産業を良くしていこうとする事業者を募り研修の場を提供し、各種の適切な研修を実施するとともに、必要な調査、研究、啓蒙活動を行う一般社団法人の設立を決意しました。
 私たちは、この活動によって社会良識と必要な理念、並びに経営の要諦を身につけ、規範となる指導者の育成機関として社会貢献することが出来るものと確信しています。